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For LiDAR scanning solution ポリゴンミラー&ポリゴンレーザスキャナ 特集 Vol.2

For LiDAR scanning solution ポリゴンミラー&ポリゴンレーザスキャナ Vol.2

Chapter 5

LiDAR を分かりやすく解説します

LiDAR とは?

この記事では、数ある自動運転車向けセンサの中から LiDAR をピックアップしていきたいと思います。
 
LiDARとは、レーザ光を走査しながら対象物を照射し物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測することによって、物体までの距離や位置を測定したり、対象物の性質を特定する光センサ技術のことを言います。英語の「Light Detection and Ranging」の略称であり、これを称し「ライダー」と呼ばれています。

LiDARの発展は、もともと人工衛星や航空機に搭載し、地形や建造物、森林構造などを測定する測量技術として活用されてきましたが、最近では、小型軽量タイプのLiDARも開発され、無人航空機であるドローンに搭載して測量し、精緻な3Dマッピングデータの生成まで行えるようになりました。

そして、その高度な視覚認識機能を利用して、今後さらにその活躍が期待されるのが自動車の自動運転です。LiDARは、自動運転に必要な3Dマッピングデータの作成と周辺環境の認識(歩行者や自動車等)に使われます。

LiDAR が自動運転で果たす役割

一口に自動運転と言っても、明確なレベル分けが定義付けられています。米国運輸省NHTSA発表のSAE (Society of Automotive Engineers)に基づき、公益社団法人自動車技術会が制定した「自動車自動運転の自動化システムのレベル分類とその定義」のイメージを以下に参考に示します。

レベル 2 までは、自動ブレーキやACC(オートクルーズ), LKAS(車線維持走行) などをベースとしたADAS (運転支援システム)と呼ばれる範疇であり、真の自動運転と呼ばれるのは、レベル 3 以上と言われています。
 
 
無論、自動運転の技術動向も日進月歩で変わっていることを前置きしますが現行の技術においては、自動運転車に装備されるセンサは、ビューカメラやミリ波レーダ、そしてLiDARの3つが主流です。その中でもLiDARは方位分解能に優れており、前二者に比べても突出して周囲にある障害物との距離や位置関係を精度よく検出でき、かつ、電波反射率の低い物体 (標識や樹木など) も難なく検出できるため、いわゆる実用的な自動運転のレベル (前出したレベル3, 4以降) には、欠かせないセンサ技術と位置付けられています。

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